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第16章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 1
斎と均さんが謎の話し合いをしている間、久しぶりに、部屋に入ろうと、ドアの前。
もう均さん帰ってきているのだから、この部屋に来る必要はなくなったのだけど、
最近は中々来なかったから、少し罪悪感も・・・今はあったりする。
後は、斎が均さんに取られちゃったから、暇つぶしに・・・かな。
あれこれ、誰に言う訳でもない言い訳を脳内で繰り広げた後、ゆっくりとドアを開ける・・・と。
そこには相変わらず微動だにしない日本人形がベッドの上に横たわる。
・・・食べもせず、動きもせず、ただそこにある・・・その存在は、本来人の様に生きているとは言えないのに、
この夏の暑い最中。汗1つかきもせず、腐りもせず・・・良く良く見ると微かに上下する胸。
・・・これが、生きている?かも知れない唯一の証拠・・・かな。
「何者なの、この子」
呟いても、答えは返らない。部屋に入り、ベッドの近くまで身を寄せ・・・・・・・・・ん?
何かが・・・違う。
ベッドの傍で見下ろすと、前に見た時とは違う違和感を覚えた。何が違う?かは直ぐ解らな・・・。
もう均さん帰ってきているのだから、この部屋に来る必要はなくなったのだけど、
最近は中々来なかったから、少し罪悪感も・・・今はあったりする。
後は、斎が均さんに取られちゃったから、暇つぶしに・・・かな。
あれこれ、誰に言う訳でもない言い訳を脳内で繰り広げた後、ゆっくりとドアを開ける・・・と。
そこには相変わらず微動だにしない日本人形がベッドの上に横たわる。
・・・食べもせず、動きもせず、ただそこにある・・・その存在は、本来人の様に生きているとは言えないのに、
この夏の暑い最中。汗1つかきもせず、腐りもせず・・・良く良く見ると微かに上下する胸。
・・・これが、生きている?かも知れない唯一の証拠・・・かな。
「何者なの、この子」
呟いても、答えは返らない。部屋に入り、ベッドの近くまで身を寄せ・・・・・・・・・ん?
何かが・・・違う。
ベッドの傍で見下ろすと、前に見た時とは違う違和感を覚えた。何が違う?かは直ぐ解らな・・・。