テキストサイズ

contract

第17章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 2

「どういう事!?」

寝たふりがばれているなら、意味が無い。ベッドから降りて、勢いで均さんの胸ぐらを掴むッ!!

「・・・・・・へぇ?」

虚を突かれたのか、いつも余裕そうな均さんの動きが止まる。

「な、何?」

早まった!?と我に帰るが遅い。

「絢乃チャン、目の色、確か黒だったよな?」

「絢乃、こっち向いて」

変な事を言う均さんは無視して、隣にいる斎の方を見ると、

顔を近づけ、凝視してる・・・目を。

「えっと・・・斎?」

「目が、青い」

「・・・・・・は?」

カラーコンタクトをした憶えないし、元々視力は良いので、矯正する眼鏡とかコンタクトとかも、使ったことない・・・のに?

「何言ってるの?」

「ほら、鏡見てみろ」

顎をしゃくる。目の前の2人が急におかしくなった。何なの?

混乱したまま部屋の中にある姿鏡を至近距離で覗く・・・。



・・・・・・え?

ストーリーメニュー

TOPTOPへ