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第17章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 2
「このっ」
「という訳で、絢乃チャンは今から家に帰る。夏休み終了までな」
思わず『この野郎』(という言葉は本来どうかと思う)と言いかけたと同時に、被さる言葉。
「・・・・・・え?」
決定事項の様に話す均さん。ただ、そんなこと斎が許す訳・・・、
「それは却下」
ないよね。と思うと同時に、案の定『却下』と魔王のお言葉。
「斎、そこは却下するとマズイ。絢乃チャンの父親、帰ってこない事に関して若干不振がってるし。1人で帰らせるのがネックなら、俺も行きゃ問題ねえだろ?」
「それでもイ」
イヤと斎が言いかけると同時に、素早く均さんは言葉を被せ。
「絢乃チャンは、今直ぐ逃げやしないって。31日にここに戻せば何の問題もねぇ。それに束縛しすぎると愛想付かされるだろうし?それこそ、嫌になって『もうここには来ない』なんてコトになっても構わねぇってんなら、別にそれでも・・・」
そして弾丸の如く、しゃべり倒してる。私は呆気にとられ、斎の方を見ると・・・。
斎はうんざりした顔をしている。魔王様がうんざりした顔・・・でも止める事はしないらしい。
言われっぱなしのまま、時間が過ぎ・・・。
「という訳で、今から行くから支度しな?」
「という訳で、絢乃チャンは今から家に帰る。夏休み終了までな」
思わず『この野郎』(という言葉は本来どうかと思う)と言いかけたと同時に、被さる言葉。
「・・・・・・え?」
決定事項の様に話す均さん。ただ、そんなこと斎が許す訳・・・、
「それは却下」
ないよね。と思うと同時に、案の定『却下』と魔王のお言葉。
「斎、そこは却下するとマズイ。絢乃チャンの父親、帰ってこない事に関して若干不振がってるし。1人で帰らせるのがネックなら、俺も行きゃ問題ねえだろ?」
「それでもイ」
イヤと斎が言いかけると同時に、素早く均さんは言葉を被せ。
「絢乃チャンは、今直ぐ逃げやしないって。31日にここに戻せば何の問題もねぇ。それに束縛しすぎると愛想付かされるだろうし?それこそ、嫌になって『もうここには来ない』なんてコトになっても構わねぇってんなら、別にそれでも・・・」
そして弾丸の如く、しゃべり倒してる。私は呆気にとられ、斎の方を見ると・・・。
斎はうんざりした顔をしている。魔王様がうんざりした顔・・・でも止める事はしないらしい。
言われっぱなしのまま、時間が過ぎ・・・。
「という訳で、今から行くから支度しな?」