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第17章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 2
「余計な心配はすんな。絢乃チャンの命に係わる事をする気はねぇよ。ただ、斎にも一族にも、簡単にくれてやる気はねぇって事」
前から言ってんだから、意味、解んだろ?と続けた均さんに、
「不本意だが、解っているよ。ただ、納得出来ていない・・・が」
顔に不本意と書いてありそうな表情の、父親。
「納得してもらう心算はねぇと前から言ってる。否、納得するのはお前じゃねぇ、絢乃チャンだ。首を縦に振らせるから、覚悟しろよ」
・・・何をさせる、気?と思いながらも、実感出来ない事が多く・・・やっぱりどこか他人事で・・・。
「ま、後は追々、だな。実感させてやるよ」
話はここまでだ。と勝手にまとめる均さん。
納得できない。まだ聞かなきゃいけない事がいっぱいありそうな気がする。けど、何聞いたらいいか、思い付かないし・・・。
「不安そうな顔だな。仕方ねぇけど」
そう言って、煙草を取り出し、口にくわえるのを目で追う。
「不安なら、俺についとけ。ついていりゃ、最終的には全ての手の内全部明かしてやるよ。俺自身も斎も一族の思惑も全てな」
にぃっと笑うその顔に、首を縦に振ることは躊躇われた。均さんも、何かしら企んでいる・・・のだから。
前から言ってんだから、意味、解んだろ?と続けた均さんに、
「不本意だが、解っているよ。ただ、納得出来ていない・・・が」
顔に不本意と書いてありそうな表情の、父親。
「納得してもらう心算はねぇと前から言ってる。否、納得するのはお前じゃねぇ、絢乃チャンだ。首を縦に振らせるから、覚悟しろよ」
・・・何をさせる、気?と思いながらも、実感出来ない事が多く・・・やっぱりどこか他人事で・・・。
「ま、後は追々、だな。実感させてやるよ」
話はここまでだ。と勝手にまとめる均さん。
納得できない。まだ聞かなきゃいけない事がいっぱいありそうな気がする。けど、何聞いたらいいか、思い付かないし・・・。
「不安そうな顔だな。仕方ねぇけど」
そう言って、煙草を取り出し、口にくわえるのを目で追う。
「不安なら、俺についとけ。ついていりゃ、最終的には全ての手の内全部明かしてやるよ。俺自身も斎も一族の思惑も全てな」
にぃっと笑うその顔に、首を縦に振ることは躊躇われた。均さんも、何かしら企んでいる・・・のだから。