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第18章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 3

「1人エッチ、楽しむほど、仕込まれちゃってたんだ?」

「ちが」
「真っ裸で、ヤる気満々じゃねぇ?」

「そんな事な」
「相当毒されてんな。淫魔の本領発揮してんな、アイツ」

「・・・いん、ま?」

淫魔・・・斎が?

「ところでオナニーで、満足できんの?」

「・・・・・・」

出来る、とは、言えなかった。だって、疼いて疼いて・・・。

「気付いたのは昨日。時々声が漏れてんだ。昨日はこっそりしっかり絢乃チャンの痴態を、じぃっくり観賞して」

昨日の私自身を思い出す。服は来ていたものの、隠したタオルケットの下で、激しくモゾモゾと慰め・・・。

顔に赤らむのが解る。感覚で。

「あ、悪趣味・・・」

「今更恥ずかしがるなよ。今の格好の方が、よっぽどエロい」

「は、離して」

口を手で押さえられてるから、くぐもった声になるけど、このままでいい訳が無いから。

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