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第18章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 3

あれから、丑三つ時辺りになったら、均さんは毎日、部屋に来ては私を抱いた。

・・・ただし、彼は服は一切脱がないまま。

指と舌だけで何故か満たされた。その理由は解らない。

「俺がテクニシャンなだけだろ?」

そうなの?解らないけど。

ぶっちゃけた話、斎と比べて上手かどうか、というより、私自身の暴走する嵐の様な性欲に対応するだけで、精一杯・・・だったする。

下手、とも思わないけど。

一応、的場君が来た時に、何か飲まされた話はした。だから結果こうなった、という推測も伝えると、

「じゃ、意地でも絢乃チャン帰らせない方が面白そうじゃねぇ?」

斎を発狂させっか、と笑って言った。

ただ、肌を晒すだけでも、どこか違ってきた気がする。煙草の味に慣れたり、均さんに対する羞恥心辺り、とか。

・・・ば、れないと、イイケド。と考える私は、どこか狂っているのか・・・。

今日も甘い行為をして、斎以外のオトコの下で喘ぐ。内心・・・均さんの、が欲しくなってる事は口にしないまま。

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