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第18章 case7 【貴方ニ引キ摺ラレル】 3

「ほら、可愛くおねだり。さっきも言っただろ」

・・・止めた、って言わなかった?って思うけど、貰えないなら乞うしか、ない。

「欲しい、から、ちょうだい」

「既に与えてる」

「だから、ぁん・・・玩具じゃ、なくて・・・」

「さっきまで気持ち良すぎて、善がり上げてたのに、まだ足らない?」

足る足らない、じゃない。埋められた圧迫感の違い・・・だと思う。生々しい話、ナマの方が快楽の度合いが違う。

「斎の、方・・・ちょうだい」

「どうしようか・・・」

「ちょうだいよ」

じれったい。少しずつ、イライラする。大体、私で色々楽しんでいる割には、斎は涼しい顔のまま。

服は上半身は着ていないものの、下半身はしっかり穿いているから、ムカつく。

あの邪魔なズボン、ずり下した方が早くない?。おねだりしたって、貰えるかどうかなんて解らない。

そう思ったら、居ても立っても居られなくなって、

「ちょうだい、って言ってるでしょッ」

イライラの勢いに任せて、身体を起こして、逆に斎を押し倒す。

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