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第20章 case8 【私ニ伸ビル複数ノ手】 2





サクラの条件。

斎か持つ強大な力を奪う能力を私に与える、ということ。

「あの学校の檻は『斎が持つ異形力を外に出さない』という呪いが元。

彼自身が力を失えば、ヒトと同然。だから、あの檻の効力は失われる。

ただし、彼は力にとても依存しているから、貴女に力を奪われることを良しとはしないはず。

寧ろ、固執する。力が無くなる事は、死と同じと考えると思うから。

貴女は彼の意に反しても彼の命を助けるかどうか、という事になる。

ただ、皇の一族に殺されるか、永遠にあの場に留まり続けるか、の2択以外の選択肢にはなる」



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