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第21章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 1

浮く身体を逃さない様に、と脚に斎の腕が絡みつき、

ピチャピチャ、ジュルッ。

「い、つきッ・・・耐え、られな・・・ッ」

言葉は黙殺され、体をねじって逃げる事は出来ず、

それどころか舌が這い回る感触に、

「ぁ・・ぁっ・・・ダメぇッッ」

電流が全身を伝って、狂う手前。流石に限界な私は、両手で埋めている頭をどけようと押すと、漸く斎が顔を上げた。

顔の下半分が濡れて、いる。

「もう、いいでしょ・・・」

終わった、とホッとしたのは束の間、手早く私の両手首を手短に合った制服のネクタイで括り、ベッドの上の方で固定。

「いつきッ」

縛られている間、されるがままでは無かったし、ある程度抵抗したけど、元々ぼーっとしているから抵抗も弱くて、

手早い斎は固定し終わると、何事も無かったかのように私の足を抱え直して・・・再び顔を埋めた。

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