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第22章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 2

「でも、ブラとパンティは残してよぉ?切るのは服だけ♪」

「解ってる」

チョキチョキ。

絶望が多い被さる。

誰か、助けて。

あの時、ラセツの契約を結んでおけば、どうにか逃げる事が出来た?

なんて、あの時は絶対契約なんてしなかった筈の、有り得ない現実逃避を脳内で繰り返す。

・・・こんなコトになるなら、って。

徐々に滲む視界。感情を唯一露わに出来る器官。

「始めはね、泣き叫ぶ絢乃ちゃんを屈服させて楽しもうかと思っていたけど」

チョキチョキ。既に両腕に布地は無い。11月の夜。何故か寒さすら感じない。

服を切り刻みながら、話す目の前の男。

「香奈ちゃんがね、私が楽しめないからダメって。私を楽しませてくれるなら、絢乃ちゃんを嬲っても良いって。

オンナノコは気持ち良くしてもらわないと、ダメだって。

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