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第22章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 2

11月半ばの夜。

暖房などある筈のない地下室は、自然と寒気を覚え、ぶるりと体を震わせた。

裸の斎は寒さなど関係ないのか、飄々としたままで・・・。

というか、ここは逃げッ!!

る心算が。

「んっんんっんっんんっんんんんっ!!」

長い腕を有効に使って、私を拘束し、唇を押し付けるようなキスをしてきて、

何なに何なに何ッッ!?!?

思考回路がぶつりと途切れたのを見越してか、そのまま後ろへ歩かされ、

トンッと当たるふくらはぎあたりに固い物。

そこから一気に押されると、後ろに倒れるのは必然だったりして。

「ちょっ、斎、何、止めてぇッ」

視界が一気に天井を映し、

面食らい続けながらも暴れる私をいとも簡単に中央の長細い台に寝かし、

素早く転がっていた鎖で四肢を繋ぐと・・・。

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