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第23章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 3

斎が生徒会長や高野香奈を目の前で殺すところを見て、生き死には現実なんだ、と思い知らされたけど。

「一応、俺は一族の人間。で、一族の子を孕んだ時点で、一族からの手出しは減るな。

子孫繁栄という点でな。

それ以前に」

というと、一気に押し倒され、私はベッドに転がる羽目になる。そしてその上に均さんは馬乗りになっていた。

「俺はお前を斎にやるつもりは毛頭ねえし」

そのまま食われるようなキスが落ちる。身を捩っても、男の力じゃどうにもならない。

飄々としていた筈の均さんはもういないよう。目の前の均さんはまるで・・・斎が乗り移っているかのような強引さが・・・。

「絢乃をエロくに調教してくれたのには感謝しようか。ただ、貸し出してやっただけだ。

勝手に掻っ攫ってくれたのはアイツで、俺は黙って時が熟すのを待ってた、それだけのコトだ」

再度キス。私の倫理観はどこにいったのか・・・大崩壊中で、

徐々に気持ち良くなるこの感覚は何なの・・・?

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