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第23章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 3

「きゃあ、って女子高校生か」

・・・一応女子高校生なんだけど。

「まぁいい。行くぞ」

「何処に?」

「話をしに」

「何処に?」

「外」

話は部屋の中でするものだと思っていたので、左手首を掴まれてずんずん歩いて行く均さんの歩調について行くのがやっと、で。

靴を履き、学校方面に行くのかと思ったらそうでも無く、

途中見えた生徒会長室はガラス戸を業者が嵌めているところで、

同じくちらりと見えた桜の樹は、何時も通りの枝振りで、昨日の斬撃の様子など全く残っておらず、

気が付けば、校門の前。一歩歩き出せば学校の敷地外。

何でこんなところで立ち止まったのか、理解が出来ない。

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