テキストサイズ

contract

第23章 case9 【思惑乱レル妨害ノ手】 3

諦めろ、と言う宣言は、斎も過去に言った事がある気がする。口に出してなかったとしても、態度は確実にそう言っていた。

斎との経験で、男(と一応斎も分類する)は結構組み敷くのが好き、というか、強引な事が多かったし、

均さんとはこれまでも何度かこうなっているけど(最後までシたのは昨日が初めて、という注釈はつくけど)、

諦めろという限りはガンガンイかされると思いこんていた、のに。

「・・・ぁあっ」

脱がされて、キスを落とされてから、実は結構時間が経っている。

時計を見る事が出来ないくらい、身体がだるいにも関わらず、

実は未だ1度もナカに入ってきてはいない。

何度も指ではイかされてはいる。舌で舐められもした。

緩急をつけて、指や舌が這うけれど、その印象は柔らかく、優しい。

というか、斎の愛撫に慣れている私からすると、はっきりいって物足りないというか、

強い刺激が欲しいというか。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ