contract
第24章 case10 【私ハ貴方ノ手ヲ握ッテ】 1
大概においてセックスの間、服は邪魔らしく、斎は何時も服を脱がせるし、斎自身もさっさと脱いでしまう。
だから今、私にまとわりつく布地は何も無く、斎も同様・・・と言いたいところだけど、
何故か、黒いシャツを脱ごうとしない。汗だくで、相当濡れているというのに。
「服は・・・んッ」
いらないじゃない?と言う心算が、素早く口を塞がれる。甘く柔らかい唇が、それ以上を言わせない。
「・・ぁあ、ぁあッ、きちゃうッ」
裾を掴み、捲ろうとすれば、ナカに入りっぱなしの斎自身が、奥を刺激して、快楽に耐えられなくなる。
「・・ぁあはぁ・・・ぁあぁんッ」
逸らされてる、と十分に解るけれど、斎に翻弄されている私は、それ以上の言葉を紡ぐ事は許してもらえず、
行動に移す術も、甘い責め苦によって放棄させられていた。
甘い吐息を吐き出し、斎の思い通りに身体を委ね、頭はくらくらして、
途中から服の事などどうでも良くなったけど、どうしても素肌に触れたくて、
抱き合っている時に、無意識に服を捲り、背中に手を這わせれば、熱を帯びた身体を直に感じ・・・。
「・・・・・・え?」
だから今、私にまとわりつく布地は何も無く、斎も同様・・・と言いたいところだけど、
何故か、黒いシャツを脱ごうとしない。汗だくで、相当濡れているというのに。
「服は・・・んッ」
いらないじゃない?と言う心算が、素早く口を塞がれる。甘く柔らかい唇が、それ以上を言わせない。
「・・ぁあ、ぁあッ、きちゃうッ」
裾を掴み、捲ろうとすれば、ナカに入りっぱなしの斎自身が、奥を刺激して、快楽に耐えられなくなる。
「・・ぁあはぁ・・・ぁあぁんッ」
逸らされてる、と十分に解るけれど、斎に翻弄されている私は、それ以上の言葉を紡ぐ事は許してもらえず、
行動に移す術も、甘い責め苦によって放棄させられていた。
甘い吐息を吐き出し、斎の思い通りに身体を委ね、頭はくらくらして、
途中から服の事などどうでも良くなったけど、どうしても素肌に触れたくて、
抱き合っている時に、無意識に服を捲り、背中に手を這わせれば、熱を帯びた身体を直に感じ・・・。
「・・・・・・え?」