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第25章 case10 【私ハ貴方ノ手ヲ握ッテ】 2

そこで会話は途切れた。手が裾から中に侵入し始める。

「ちょ、斎、敵の話は?」

「作戦を変える」

「何のッ」

「抱かせて」

ターゲットが敵から私になったらしい?

「ちょッ・・・ンッ」

首だけ振り向くと、待ち構えて居た斎の唇が私を捕えた。

「デザートを食べないと」

「だから、今から食べるの・・・ンッ」

目の前の机の上には、食後のデザート、ケーキを目の前にしているというのにお預けとは何事か。

手が服の中を弄って、ブラホックを勝手に外して、好き勝手やってる。

「ま、まだ、待って」

「待つわけない」

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