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第25章 case10 【私ハ貴方ノ手ヲ握ッテ】 2

弄る手が忙しない。斎にとっては、勝手知ったる私の身体。簡単に良い様にされていく。

「・・ああっ・・ソコ、ダメぇ・・・」

スイッチが簡単に入る。

斎の方を振り返り、斎の太ももの上に座ると、斎の首に腕を絡めた。

その頃には、上半身の服は、既に脱がされ、床の下。

「結構、積極的」

「そうさせたのは、斎でしょ?」

私を強引に斎中毒にさせたのは斎だ。

「責任取って」

「勿論。永久に、逃す気は無いね」

キスと優しい愛撫。

外は吹雪と雷で大嵐。でも、部屋の中は甘い空間。

何処にいようとも、斎との距離が替わるわけがない。

斎はヒトでは無いのだから。ヒトよりは強い筈。私を強引に絡め取ったように。

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