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第4章 case2 【貴方ガ欲シイ】 2

顔が近づき。

「う、嘘でしょ。何しに来ッッ・・っんんっっ」

合わさる唇、と同時に何も口に含んでなかった筈なのに、舌でコロンっと押し込まれる固い何か。

口移しと同時に唇が離れ、次に口が手によって塞がれる。目線を外さないまま。

「飲み込んで」

「んんんッッ」

「飲み込むまでは、手を離さない」

「んんーーッッ」

精一杯の抵抗はする。するけど、押さえつけられた力は強くて・・・。

「斎様は『逃がさない』ってさ」


え?


ゴクンッ



・・・の、飲み込んじゃっ・・・た・・・。

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