contract
第4章 case2 【貴方ガ欲シイ】 2
沸々と湧き上がる気持ち。
もういい加減、振り回されっぱなしもどうかと思う。
ここははっきり文句の一つでもッ!
「考え事をするほど余裕があるらしい」
「そんな余裕がッッ」
私にあるわけないでしょうッ!!
と反論しかけて、気が付く。
至近距離だった斎との距離は、もっと縮まっていた。横たわる私の上にすっぽりと自らの体で覆い、唇は話す事によって唇が動いて時々・・・触れる。
お互いの柔らかい感触が、解るから、頬の朱がますます赤みを帯びる。
「は、離れ・・・てよ」
キッと睨む・・・けど、既に声に力が無い。腕はしっかり斎の身体の下だし、逃げようがない。内心は心臓がドキドキと暴れまわってる。暴走中。
・・・だ、誰か助けて。
「受け入れろ」
もういい加減、振り回されっぱなしもどうかと思う。
ここははっきり文句の一つでもッ!
「考え事をするほど余裕があるらしい」
「そんな余裕がッッ」
私にあるわけないでしょうッ!!
と反論しかけて、気が付く。
至近距離だった斎との距離は、もっと縮まっていた。横たわる私の上にすっぽりと自らの体で覆い、唇は話す事によって唇が動いて時々・・・触れる。
お互いの柔らかい感触が、解るから、頬の朱がますます赤みを帯びる。
「は、離れ・・・てよ」
キッと睨む・・・けど、既に声に力が無い。腕はしっかり斎の身体の下だし、逃げようがない。内心は心臓がドキドキと暴れまわってる。暴走中。
・・・だ、誰か助けて。
「受け入れろ」