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秘密の玩具

第1章 不思議な落とし物

僕は普通の高校3年生

勉強も、スポーツもそこそこの成績を残しているが……

恋愛においては、まったくの素人だ。


「はぁ」


僕は授業を終え教室から出た時、仲良く歩くカップルを目の当たりにし、深くため息をついた。



『あ、あのっ//』


「?」



その時、ふと右側から誰かに声をかけられた



「な、何ですか?」


そこに立っていたのは、
校則をしっかり守っているいかにも真面目そうな小さな女の子だった
顔もそこそこ美人だ。


『あの…えっと//今お時間ありますか?』


「えぇ、ありますよ?」


僕は眼鏡に指をあて、ニコッと微笑み返すと彼女の頬はみるみる真っ赤になっていった。

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