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秘密の玩具

第1章 不思議な落とし物

そう、僕はモテないわけではない。

去年の学園祭でのイベントでは
眼鏡が似合う隠れイケメンNo.1に認定されたぐらいだ


だけど-……




『ずっと、好きでした//』



僕は……



「気持ちは嬉しいけど、付き合うことはできないよ…ごめんね。」



誰とも付き合ったことのない、いわゆる彼女いない歴=年齢の童貞なのだ。


『そ、そうですよね……私なんかが…すみませんでした』


「ほら、笑って」


『えっ?』



そう言って僕は、その子の頭に優しく手を置き



「キミにはもっと素敵な人がいるから」


と、今にも泣きそうな彼女に再び優しく微笑んだ


『あっ、ありがとうございます!!///』


すると、頭を撫でてもらい気がすんだのか彼女は顔を真っ赤にし一目散に逃げていった。







「……付き合ってください、か。」

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