秘密の玩具
第1章 不思議な落とし物
僕は家に帰ると、さっき拾った玩具を机の上に置いた。
「何のボタンだ?」
青色の手のひらより一回り小さい土台に真っ赤な押しボタン
押すと音でもなるのかな…
僕は興味本位でそのボタンをゆっくり押した
「……………」
しかし、何秒たっても
その玩具に反応はなかった。
「なんだ、やっぱただの玩具か」
僕はこれに何らかの期待を寄せていた自分を情けなく思い嘲笑うと
「高校3年になって、たかが玩具に心踊らされるとは……」
僕はそのままベッドに横たわった
すると
「えっ…?」
ふと視界に入った僕の左手の色が薄く…いや、半透明になっていたのだ。
「な、なんだよこれ!?」
すかさず上半身の制服を脱ぎ捨て鏡の前へ駆け寄ると
「う、うわぁぁ!!」
左手だけでなく、髪の毛や顔もちろん胴体すべてが半透明になっていた。
「な、なんなんだよっ!?」
それも、みるみる透明になっていく。
「何のボタンだ?」
青色の手のひらより一回り小さい土台に真っ赤な押しボタン
押すと音でもなるのかな…
僕は興味本位でそのボタンをゆっくり押した
「……………」
しかし、何秒たっても
その玩具に反応はなかった。
「なんだ、やっぱただの玩具か」
僕はこれに何らかの期待を寄せていた自分を情けなく思い嘲笑うと
「高校3年になって、たかが玩具に心踊らされるとは……」
僕はそのままベッドに横たわった
すると
「えっ…?」
ふと視界に入った僕の左手の色が薄く…いや、半透明になっていたのだ。
「な、なんだよこれ!?」
すかさず上半身の制服を脱ぎ捨て鏡の前へ駆け寄ると
「う、うわぁぁ!!」
左手だけでなく、髪の毛や顔もちろん胴体すべてが半透明になっていた。
「な、なんなんだよっ!?」
それも、みるみる透明になっていく。