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秘密の玩具

第1章 不思議な落とし物

そんなこんなで、
僕はいつもどおりの帰り道を悶々として帰った。




だけど…やっぱり、してみたいよな


もちろん一人では何度もやっているし、漫画やAVからそこそこ知識は得ている。
だが、きっと彼女という相手を前にすると怯むだろう。

なんてったって、彼女は僕を“あぁ……王子様///”のような視線で見つめてくるだろうから。


失態は犯せない。




「あー……僕だとわからずに、する方法はないかな」




このままだと、本当に一生童貞だ。









そしていつもの交差点にさしかかった時









「ん?」


ふと右側にある路地裏の手前に何かが落ちていることに気づいた。



「なんだ……?」


拾い上げてみたところ、
何かの押しボタンのようだが…とくに配線などもなく
ただの玩具のようだった。


僕は周りに人がいないのを確認し、とっさにそれをカバンに突っ込んだ。

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