私と高志の長い一日~とっておきのキスは恐怖の後で~
第3章 謎の江戸っ娘はいったい誰!?
「じゃ、また明日! あっ、帰ったら、メールするから」
まだ一人で頬を熱くしている私を残して、高志は爽やかな笑顔を振りまき走り去っていった。
ふうん、アイツの笑顔って結構、魅力的なんだなって、初めて気づいたような感慨を抱いてしまう。
ヤバイよ、私ったら、さっきか、あいつに振り回されっ放し。
もしかしたら、明日から私と高志の立場が逆転するかも?
でも、それを楽しみにしている自分がいるってことも私は判ってる。
私はほてった頬を両手で包み込んで、夜空を見上げてみる。
夏の空にはまばゆくきらめくネックレスのような夏の星座たちが輝いていた。
今日はホント、色んなことがありすぎるくらいあった一日だったな。
あっ、今更だけど、高志の親友と彼女とは結局、合流できなかった。あれで良かったのかな。
私も高志も、最後の最後でホンモノの幽霊を見たりしたものだから、ショックが強すぎて、あのコたちのこと思い出しもしなかったというのが本音なんだけど―。
まあ、運命の男になるかもしれない! 人←高志のことだよーがすぐに傍にいたのに気づかせてくれたんだから、あのお化け屋敷の幽霊にも感謝しなくちゃね。
まだ一人で頬を熱くしている私を残して、高志は爽やかな笑顔を振りまき走り去っていった。
ふうん、アイツの笑顔って結構、魅力的なんだなって、初めて気づいたような感慨を抱いてしまう。
ヤバイよ、私ったら、さっきか、あいつに振り回されっ放し。
もしかしたら、明日から私と高志の立場が逆転するかも?
でも、それを楽しみにしている自分がいるってことも私は判ってる。
私はほてった頬を両手で包み込んで、夜空を見上げてみる。
夏の空にはまばゆくきらめくネックレスのような夏の星座たちが輝いていた。
今日はホント、色んなことがありすぎるくらいあった一日だったな。
あっ、今更だけど、高志の親友と彼女とは結局、合流できなかった。あれで良かったのかな。
私も高志も、最後の最後でホンモノの幽霊を見たりしたものだから、ショックが強すぎて、あのコたちのこと思い出しもしなかったというのが本音なんだけど―。
まあ、運命の男になるかもしれない! 人←高志のことだよーがすぐに傍にいたのに気づかせてくれたんだから、あのお化け屋敷の幽霊にも感謝しなくちゃね。