僕らの気持ち。
第3章 噂の二人組
そのざわめきの中、一ノ瀬がこっちを振り返る…しかし、一瞬だけこっちを見てそれからまた前を向いた。
……なんなんだよ。
「つーばーき、そろそろ始まるみたいだよ。」
流川がこそこそ耳元で話しかけた。
「…そうだな。」
俺達も話すのをやめた。
校長の長い話やらなんやらで半分以上聞いていなかったが、突然可愛らしい声が体育館中に響いた。
「えーっと、新入生のみなさん入学おめでとうございます。
生徒会副会長の城崎ゆずる(しろさき ゆずる)です。」
…と言った女の子はさっき体育館の行き方を教えてくれた女の子だった。
「あの子…」
「何?ゆずる先輩のこと知ってるの?」
小さく呟いた声が流川に聞こえていたらしい。
「いや…知っているっていうか、さっき道教えてもらっただけなんだけど…」
流川はあの子のこと知っているのだろうか…ゆずる先輩とか呼んでたし。
……なんなんだよ。
「つーばーき、そろそろ始まるみたいだよ。」
流川がこそこそ耳元で話しかけた。
「…そうだな。」
俺達も話すのをやめた。
校長の長い話やらなんやらで半分以上聞いていなかったが、突然可愛らしい声が体育館中に響いた。
「えーっと、新入生のみなさん入学おめでとうございます。
生徒会副会長の城崎ゆずる(しろさき ゆずる)です。」
…と言った女の子はさっき体育館の行き方を教えてくれた女の子だった。
「あの子…」
「何?ゆずる先輩のこと知ってるの?」
小さく呟いた声が流川に聞こえていたらしい。
「いや…知っているっていうか、さっき道教えてもらっただけなんだけど…」
流川はあの子のこと知っているのだろうか…ゆずる先輩とか呼んでたし。