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僕らの気持ち。

第3章 噂の二人組

「つーかさ、椿と一緒に来てた男何者?何かすげぇー女の子達の視線があっちに行ってるんだけど…」

「え?一ノ瀬に…?」

一ノ瀬の方を見ると、確かに周囲の女の子は一ノ瀬の方を見て何かこそこそ話している。


「俺さっき顔見て…あっ、こいつイケメンだわって思ったし、そりゃ女の子がほっておかないって…」

流川はいいなぁいいなぁと一ノ瀬のことを羨ましがってたけど……俺は…


「椿…?」

もやもやっていうか…何だろう…あいつが女の子にモテるのは……なんか……

「つーばーき!」

目の前に下から覗き込むような体制で流川が俺を呼んだ。


「うわっ!?び、びっくりした……何?」

「何って……呼んだのに反応しないんだもん。……なんか顔色悪いけど平気?」

流川は心配してくれてるのか俺の頭をなでる。

すると…何だか周りがざわざわ…いや女の子じゃなくて男の方がざわざわしだした。


……なんで?

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