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嵐LIFE~with潤

第21章 19.旅行へ…


『まずわー…』

潤は楽しそうに案内をしてくれた。

一緒にカフェでお茶したり、雑貨屋さんでお揃いのキーホルダー買って、プリクラ撮って、たこ焼き・お好み焼き食べて…


あっという間に夜。


夜景が見たくて観覧車に乗った。

「疲れたねー
明日帰るのか…なんかさみしいなっ」


『だな…
もうちょっと居れたらな…』


「でも充分楽しかったよ!
いつも以上に潤に近づけた感じがした!」


『なんだそれ(笑)
いつも俺静奈の側にいたつもりだけど?』


「そうなんだけどさ…
東京の潤は遠い存在な気がしてたんだよね…」


『んな事思ってたのかよ…
遠いって毎日家帰ってんじゃん?』


「だけど…なんていうか…
とにかく!
なんだか遠かった。」


『ふーん…』


潤はなにも言わず徐々に上に上がっていく夜景を眺めた。


『めっちゃ光ってんな…』


「そうだね…
たくさん街灯とかお店あるからね」


『こんなたくさんの人間の中で俺は静奈を見つけたんだよな…』


「え…?」


『俺が絶対幸せにしたいと思ったのが静奈。だからお前には辛い思いしてほしくねーんだよ…』


「辛い思いなんかしてないよ?」


『いや…
充分してるよ…
今回大阪来て俺的にはよかったわ
静奈と向き合えたっつーか』



「お互い様だね…」





本当に旅行に来てよかった。


やっぱり潤は遠い存在なんかじゃない。


あの星の様に、私に気づいてもらおうと必死に輝いてた。

それに気づいてあげられなかった私ってなんてバカなんだろう…


これからは少しの輝きも見失わないように生活していかないと!!


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