無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『いってきまーす』


「いってらっしゃい！」



今日もいつも通り潤を送りだした。


今日はドラマ撮影の日…


家から近いのでゆっくり出勤です。



私は潤を送り出し部屋の掃除を始めた。



「終わった！
さーて…ドラマでも見ちゃおっかな！
えーっと…リモコン、リモコ…ン？」



テーブルを見るとぽつんとお弁当が袋にくるまれたまま置いてあった。



「潤…
忘れてるな…
今日仕事休みだし潤のとこに持っていっちゃおっと！」



私はせかせかと用意をして家を出た。



しばらく自転車を走らせるとたくさんの人だかり…


その人だかりをかき分けると、潤がドラマ撮影をしていた。



こんな人いっぱいだと潤に声かけられないよな…



私はあたりをキョロキョロした。

すると潤のマネージャーがいるのが見えた。