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ある夜…

この日は夜が過ごしやすい温度だったのでベランダに出て月や星を潤くんと見ながらお酒を飲んでいた。


「月でっかいねー」


『んとだな…
星もよく見えてんじゃん』


「流れ星とか流れたりしない？」


『は？
流れるわけねーじゃん！
ガキかよ…』


「でも見てみたいじゃん？」



なんて話していると会社の後輩からメールがきていた。


『静奈！
ケータイなってっけどー？』


「はいはーい！」


【先輩！
前から私がかっこいいって言ってた人いたじゃないですか？
明日その人とデートする事になったんですー！】


良かったじゃん！

と返信した。


『誰から？』


「んー？
会社の後輩！
明日会社の人とデートなんだって！
いーよなー…！」


『何？
デートしたいわけ？』

「でも…出来ないでしょ？
私たち無理だよ
潤くんファンの人に追いかけられて大変なんじゃないの？」


『んなもん関係ねーよ！
行くぞ！明日だよ！』


「え？
急に…でも潤くん明日仕事でしょ？」

『俺朝早くだから…
10時には行けるぜ？
どっかで待ち合わせすっか？』

私は嬉しくてうん。

とうなずいた。


『楽しみだなー！』


潤くんは笑いながら私の頭をポンポン叩いた。