嵐LIFE~with潤
第6章 5.初デート
10時に水時計前集合…
私は今まで家以外で潤くんと待ち合わせした事がなかった。
「なんかドキドキするな…」
なんだかんだごそごそしていると待ち合わせ時間の15分前だった。
「ヤバいヤバい!
はー!間に合わない~」
私は急いで用意して急いで家を出た。
時計前に着いたのは集合時間の10分も遅れていた。
「ヤバいヤバいー!」
私はサッと辺りを見回した。
時計のすぐ下の椅子に潤くんは座っていた。
ジーンズに革のジャケット。
サングラスにストール。
あからさま有名人だ…
そんな姿に私はすこし見とれてしまっていた。
気がつくと潤くんがずかずか近づいて来ていた。
「わ、わ!」
『わ、じゃねーよ!
おせーんだよ!俺どんだけ待ったと思ってんだよ!』
「ご、ごめんなさい…」
『もー!
行くぞ』
潤くんは私の手をがっと掴んでつかつか歩いていく。
「待って、待ってよ!
早いってばー」