嵐LIFE~with潤
第6章 5.初デート
「待ってってば!」
私は潤くんの手を振り払った。
「どこいくの?
私聞いてないんだけど…」
『は?
映画だよ!ほら!』
潤くんは私にチケットを2枚ヒラヒラさせ見せた。
「え…?
チケットまで取ってくれてたの?」
『は?静奈がデートっつーからよ…』
「え…///
そんなプラン考えてくれてたの…?」
『あ、あたりめーだろ!』
真っ赤な顔をして潤くんはプイッとそっぽを向いた。
「もしかして…照れてる?」
『ば、お、照れてるわけねーだろーが!ごちゃごちゃ言ってねーで行くぞ!!』
また潤くんは私の手を強く引いた。
私はそんな潤くんがこのデートを考えてくれていて嬉しかった。
映画は私の大好きな恋愛ものだった。
潤くんは全く興味がないのに私の好みを知って付き合ってくれる。
横に潤くんがいると思うと映画もろくに見れなかった。