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嵐LIFE~with潤

第6章 5.初デート


店を出てからどこへ向かっているのか…


潤くんは全く話さない。


「ねー!
どーしたのって!」


『うっせーよ、ついてこい!!』



「なんでそんなおこってんのー」



潤くんと離れないように必死でついていった。



『ここだよ!』


あるビルの前で潤くんは立ち止まった。


「へ?買い物でもするの?」


『ちげーよ!もっと上見ろよ』

見上げるとビルの屋上に観覧車があった。


『これなら二人きりで静かに街見渡して話できると思ってこれ用意してたのによ…
翔くん達とご飯する方がよっぽど楽しそうにしてっから…』


潤くんはたくさんの回数券を私に渡した。

潤くんの気遣いも知らずに今日今まで過ごしてたんだと思うと泣きそうになった。


『泣くなよ!
行くぞ!晩飯までまだまだ時間はある!ぐるぐる回るかんな!』


私たちは観覧車へ急いだ。















「上がれ上がれ!!」

『恐くねーのかよ』


「まだそんな高くないよ(笑)」

『だな(笑)』


こんな狭い空間に2人きりだとなんだか照れてる。

お互い何も話せずにいた。


「あ、のさ…」


『ん?』

「今日なんかごめんね。
遅刻しちゃったし、潤くんの事ちっとも分かってなくて…」


『許さねーよ
絶対許さねー…』

「ごめんなさい…」

『またこんどきっちりおとしまえつけてもらうからな!!』


潤くんはにっこり笑い窓の外を眺めていた。


「あのね…
潤くん…」


『あんさー
なんでくん付けなわけ?
普通に潤でいいじゃん?』


「え?
いや…なんか照れてるじゃん」

『今日から俺の事潤な!
これ強制だから!』

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