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和『潤くんー！
静奈ちゃんいたよ！』


ニノの声に潤は走ってでてきた。


私はとっさにニノの後ろに隠れてしまった。


『静奈…』


和『ほら…
静奈ちゃん！
ちゃんと話するんだろ？だったら早く…』


私はニノの後ろからでた。


『静奈…ごめんな
あの写真の事あれから俺調べたんだ…』

「…うん。」


『だったらあれ、結構前のだったんだよ』

「…そっか」


和『とりあえず上がる？
こんな所じゃなんだしさ…』


私はニノの後に続いた。


『これだろ？
雑誌に載ってたの』

「うん」


『左下の日付見てみ？』

「2007年8月15日…」

『な？
だいぶ前の写真だろ？』

「でも…あの時…」

『なんだよ！
はっきりしねーな！
言いたいことあんならはっきり言えよな！！』

和『潤くん！！
そんな怒鳴ったら静奈いいたい事あっても言えねーだろ！！』

「私の勘違いだったっていいたいの？
私の早とちり？
私のせい？
なんで…
なんで私ばっかり毎日不安な思いして、心配しなきゃ行けないの？」


『静奈…』


潤は私に近寄ってきた。

そしてぎゅっと抱きしめてきた。

『俺が全部悪かった。
許してくれよ…な？』


私は潤を突き放しニノに抱きついた。


「嫌だ…
潤より…
ニノがいい…」


『そうかよ…
だったら勝手にしろよ…』


私は潤の言葉にハッと我にかえった。


「あ…潤ごめんなさい…
私…つい」

私は潤に抱きついた。

潤もそっと私の背中に手をまわした。


『俺のせい…
ぜーんぶ俺が悪かった…
ごめんな…
静奈にばっか辛い思いさせて…』


「ううん…
私こそごめんね…」


お互い謝り、顔を見合せて笑った。

今まで見た潤の笑顔の中でも一番の笑顔だった。