無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

夜になった。

どこいこうかな…

行く宛もないしな…

実家に帰ろうかな…

するとケータイに電話が。


「はーい！」

『俺！二宮です』

「あ、ニノ…
どーしたの？」


和『潤くんがめちゃめちゃ探してたよ、静奈ちゃんの事』

「そっか…」

和『今どこ？
迎えに行くよ』

「いいよ…
私実家帰ろうと思ってさ」


和『実家ってどこ？』


「兵庫県だけど…？」


和『静奈ちゃん関西人なの？』
「うん…」

和『知らなかった…
とりあえず迎えに行くから場所教えて！』

私はニノに場所を教えた。


迎えになんか来てほしくない。
一人がいいな…










プップー！


車のクラクションにハッとして顔を上げるとニノがいた。


和『浮かない顔すんなよ』

「うん」

和『とりあえず潤くんの家行くよ…』

「嫌だ！
おりる！おろして！」

和『バカ！けがする気かよ！
現実から逃げてどーする！
ちゃんと潤くんから理由聞けよ！言い訳聞けよ！』

「分かってる！」

和『じゃー行くぞ！
どんな結果であれ言い訳聞かずさよならなんて後で後悔すんの静奈だぞ！！』

ニノに言われて私は返す言葉がなかった。


ニノに連れられて私は潤の家へ帰った。