嵐LIFE~with潤
第13章 12.信頼関係
「そんなわけないじゃないですか!
だいたいあなたこそ松潤って人のなんなんですか?」
『私は…
松潤のファンよ!』
「やっぱり…
嵐ファンってマナー悪い人多いんですね!
前回も私こんな事ありました…同じマンションに住んでるってだけど彼女って言われて…
勘違いされるこっちの身にもなってください!!」
私は思ってもない事を言ってしまった。
潤が聞いたらどんなに悲しむか…
そう考えると泣きそうになった。
『何やってんの?』
振り返るとマンションから出てきた潤が立っていた。
「あ…
あの…」
私は潤から走って逃げた。
こんなの見られたくない…
『変な奴だな…』
その日は仕事に行かず街をブラブラした。
家に帰りたくもないし、仕事をする気も起こらない…
こんな生活が1ヶ月は続いた。
仕事に行く時も、帰ってきた時も…
毎日毎日あの女性が家の前に立っていた。
「ただいま…」
『おかえり~
早かったな!』
「ん…」
『俺、来週仕事休みだから久々2人でどっか行かね?』
「うん…」
私はフラフラキッチンへ向かった。
「ご飯…今からやるから…」
『なー静奈!
最近なんかあったか?』
「別に…」
『遠慮すんな!
何かあったら俺に相談、愚痴くらい言えよな!』
私はここ1ヶ月にあったことを全て話した。
『そっか…
悪かったな、気づいてやれなくて…』
「ううん…
聞いてくれただけで助かったから…」