嵐LIFE~with潤
第14章 13.嘘でしょ…
「…ん、眠…っ」
『静奈…?ぉはよ…』
「…はよ…」
いつもの朝…
いつもの朝食…
変わらない毎日…
変わらない毎日でも潤が側にいてくれるだけで幸せだった。
いつもとかわらない朝…
何時間後にあんなことが起こるなんて誰が想像出来ただろうか…
「いってきまーす!」
『静奈、今日帰り何時?』
「7時くらいかな?なんで?」
『俺今日昼までなんだよ…
夜飯行かね?』
「いいね!
仕事終わったらメールするね!」
『おう!
いってらっしゃい!』
私は今日の夜を楽しみに家を出た。
その日1日ははりきって仕事をした。
「よし!
終わったー!
潤にメールしないと!」
私は潤にメールをした。
すると1分もたたないうちに返信がきた。
《駅前で待ってる》
私は急いで片付けをして駅前まで走った。
急いで行くと駅前に人だかりが出来ていた。
なに?なんかやってんのかな?
私は人だかりに近づいた。
え?潤!?
私と待ち合わせをしている潤がファンの人に囲まれていた。
キャー!
潤くんー!かっこいいー!
みんな写真を撮ったり潤のいろんなところを触ったりしている。
私はなんだか悔しくなって叫んだ。
「じゅーん!!」
潤は私の声に気づいたらしく周りをキョロキョロした。
私は潤に手を伸ばした。
ファンのひとがいてこれ以上は潤には近づけない…
潤は私を見つけた。
『静奈!』
私が手を伸ばしているのに気がついたのか、潤も手を伸ばした。
もう少し…
もう少しでとどくのに…
手を掴んだ!