嵐LIFE~with潤
第14章 13.嘘でしょ…
私は思いきって潤のお見舞いに行くことにした。
潤は相部屋の端。
私はカーテンをそっとのぞいた。
潤は寝ている。
私は花束を持っていたのでそっと机の上に置いて出ていこうとした。
すると私はベッドの側にあった椅子に足を引っかけ、椅子が倒れた。
『ん…?
静奈?
静奈!』
「あ…久…しぶりだね…」
『やっと来てくれた…
ずっと心配してたんだそ!
全然来ねーから…』
「ごめんね…
私のせいで…
潤…痛かったよね…」
『全然!
こんなのへでもねーよ!
静奈の顔みたら元気でた
早く家帰りてーよ!』
「ごめんなさい…
私の…せいで…」
『静奈!
こっちこいよ!』
潤に言われた通り私は潤に近づいた。
そして潤は勢いよく抱きしめた。
『お前のせいじゃないって…
俺が勝手にけがした。
それだけだよ…』
私は潤の胸の中で泣いた。
声を圧し殺してないた。
『泣くなって!
静奈が泣いてどーすんだ』
「もう泣かないよ…
早く退院してね!」
潤は1週間もしないうちに退院した。
潤を刺した犯人はその場で捕まった。
『これで一件落着だな!』
「これからは気をつけてよね!」
私たちの変わらぬ日々がまた始まった。