ブルースカイ
第6章 麻理子
6月の雨の日の事だった。
急に降りだした雨の中、俺は交差点でびしょ濡れで立ち尽くしていた。美香が死んでほぼ半月、街を当てもなくさ迷っていた時だった。
急に降りだした雨が気にもならず、コンビニで傘を買う気にもなれなかった。
信号が変わった事も気付かず、立ち尽くしていた。
ツンツン
突然の刺激に、我に返った俺がつつかれた方を見ると、そこには高校生くらいの女の子。
「信号、青ですよ。」
笑顔でそう言うと、横断歩道を渡って行った。
呆然と後ろ姿を見ていると、気付いたら信号は赤になっていた。
それが麻理子との出会い。
急に降りだした雨の中、俺は交差点でびしょ濡れで立ち尽くしていた。美香が死んでほぼ半月、街を当てもなくさ迷っていた時だった。
急に降りだした雨が気にもならず、コンビニで傘を買う気にもなれなかった。
信号が変わった事も気付かず、立ち尽くしていた。
ツンツン
突然の刺激に、我に返った俺がつつかれた方を見ると、そこには高校生くらいの女の子。
「信号、青ですよ。」
笑顔でそう言うと、横断歩道を渡って行った。
呆然と後ろ姿を見ていると、気付いたら信号は赤になっていた。
それが麻理子との出会い。