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ブルースカイ

第7章 景子

景子との関係は、所詮、好意の誤認。始めこそ燃え上がったが、お互い会うごとに考えていたのと違い、冷めていくのがわかり、1週間ほどで、別れが訪れた。6月中旬の事だった。





話は変わって、俺は麻理と番号の交換はしていないが、交換したフミにしょっちゅう連絡があるらしく、俺の番号を教えたらしい。





今の俺には、あのテンションには付いていけない。適当に相手をする。





景子と付き合ってわかった事、全く好意がないのは好きになれないが、好意の誤認も悪くない。





今回の件で、誤認は一目惚れに似て、そこから知っていく事で、始まる恋もありえると思えたから。





同じ結末の想定を理由に逃げていては、いつまでも変わる事なんかできないから。

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