テキストサイズ

ブルースカイ

第9章 マサ

さて、ひやかされるん覚悟で、フミに電話してみよ。



数コール後にフミが出た。



「どないしたん、聡美ちゃん?」



「アホ、おもんないんじゃそのネタ。」



「まあ、挨拶はこれくらいにして、どないしたん?」



「今学校なんやけど、何してるんかなと思って。」



「今はうちにおんで、今日は昼からやし。ソウもそうやんな?」



俺はタバコに火を点ける。



「そうやけど、帰ったら起きれそうになかってん。やから、もう学校おんねん。」



「帰ったらて、昨日あの後、大阪に泊まったん?」



「結果としてはそういう事やな。」



「なるほどな。なるべくしてあるべき形になったんやな。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ