テキストサイズ

ブルースカイ

第9章 マサ

「こっちで俺の番号知ってるんは、美香、フミ、マサ、コウ、明美、山さん、奈々さん、友華くらいかな。」



「奈々さんて、例の痴漢やろ?友華っていつまで元カノ入れとん。」



「そうや。聡、早く消してや。」



美香、笑顔で言うてるけど、目が笑ってない。確かに残してても、しゃーないし、消そ。




俺は2人のメモリーを消した。



「ちゃんと消したで。」



「ソウのアホ、今消してどうすんねん。一応、容疑者やねんで。」



「もう大分たってるし、今さらないやろ。」



「俺も痴漢の人はないと思うけど、高校生はわからんで。中学生に高校生がモテるように、高校生には大学生がモテんねん。」



「そうなん?初耳やわ。」



「やから、ソウの番号が高値で・・・。それはないな。」



「引っ張って、ネタにしたいだけかい!」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ