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ブルースカイ

第9章 マサ

俺はうなずいた。



沈黙。



俺は大きなため息を吐く。



「聡、優しいと思うけど、理解してくれる人だけやないねんで。強くなりや。」



「わかってる。」



インターフォンが鳴る。



フミが出て、ドアを開けると、外に出る。



少ししてマサと2人で帰って来た。



「兄貴、すんません。」



「ええねん。俺は俺の考え方。押し付ける気はない。俺も男やし、したい気持ちがあるんもわかる。でも、相手も感情持ってるんから、俺の前では女の子の気持ち考えてないような言い方しなや。聞いてて不愉快や。」



「わかりました。」



俺はうなずくと、早速経緯を説明する。



「髪入りチョコに無言電話ですか。あとメールも。啓子ちゃんと明菜ちゃんはちゃう思いますけど、もう1人の雅美ちゃんは暗い感じの子ですもんね。」

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