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ブルースカイ

第9章 マサ

「どういう子なん?」



「向こうの幹事に聞いてみましょうか?」



「知らんならええわ。」



「幹事の子に相談して、何とかしますわ。俺に任せて下さい。解決まで被害あるかもしれませんけど、許して下さい。」



「わかった、任せるわ。なるべく穏便にな。」



マサはうなずくと帰って行った。



俺とフミも美香を送って、部屋に戻る。



「ソウ、飲もか。」



「そうやな。悪いけど、付き合ってや。」



「アハハ、今日は殊勝な態度やな。」



俺は苦笑して、酒を出す。



2人で色んな話をしながら、潰れるまで飲み明かす。公衆電話から数度無言電話があった事を除いて、いつもの日常だった。



翌朝、一旦家に帰るフミを下のコンビニまで送って、郵便受けを覗く。白い切手のない封筒があった。

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