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ブルースカイ

第9章 マサ

「やって、マサやで。いつも尻拭いは俺らやし。」



「アハハ、それは言えてるわ。やなくて、たまにはマサの策が当たったんやから、誉めてやりや。」



「まあ、何やったかは知らんけど、たまには素直に誉めたろ。」



「そうや。たまには誉めたったら、伸びる子や、マサは。多分。」



俺はマサに電話する。



「もしもし。兄貴っすか?」



「兄貴はやめや。それはええんやけど、今大丈夫?」



「もちろんです。どこいはるんですか?」



「家や、フミとおるわ。マサは?」



「俺も家ですから、今から行きます。」



「ほな、コンビニで待ち合わせな。」



「わかりました。5分で行きます。」



「わかったわ、ほな、あとでな。」



俺は電話を切って、フミに言った。



「コンビニで待ち合わせしてるから、行くけど、いるもんある?」

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