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ブルースカイ

第11章 昌孝

「1ヶ月ぶりやけど、最近どうやねん?」









昌孝は苦笑して答えた。









「ぼちぼちですわ。マサとおる事で、聡先輩のすごさを知る日々でしたわ。」









「昌孝のおかげで、兄貴の手をわずらわせるまでもないですわ。やっぱ兄貴は偉大ですわ。」









2人の言葉を聞いて、さすがにムカッときた。何も言わんと思ってたけど、我慢できんわ。









「アホ。自分ら、ほんま小賢しいねん。俺のすごさてなんや、偉大さてなんや。俺なんかまだまだや。人の気も知らんと、そういう事簡単に言うんが、俺を輪にかけて小粒やねん。」









「いや、でも、聡先輩は、俺らの師匠ですから・・・。」









「待て、何で自分らに色々教えたと思う?」









「自分らの問題は自分で片付けいう意味ですやろ。」









「アホ、自分らに好んで争いをさせんためや、ひけらかさせるためやない。いつもマサの厄介事を、俺はどうしてた?思い出してみ。」









マサと昌孝は考え込む。









「争いは最低限に、極力穏便に済ませてたはずや。」

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