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ブルースカイ

第11章 昌孝

「で、俺が言うんもなんやけど、バンドの話しよか。」









「マサ、自分、今度からベース持ってきぃや。」









「ですやんな、やっぱ。」









「そういうフミもギター持ってきーや。」









フミは苦笑して言った。









「いや、やから、今度からやねん。今日は酒飲みながら、方向性語ろうや。」









「方向性言うても、ミスチルとGLAYのカバーで、オリジナルでき次第、オリジナル言うたのはフミやで。」









「ほな、オリジナルの話をしようや。どういう方向性で行くか。」









「カバーから180度路線変更はできんやろ。」









「そうなんやけど、それを言いな。話が終わるやんけ。俺らの中やと、言葉の使い方、一番うまいんソウやし、歌うんもソウやから、ソウが作詞な。」









「ってか、俺でてきるんか?」









「急がんでええから、少しずつや。」









俺は苦笑する。









「兄貴やったらいけますて。いつも見たいにパパッとお願いしますわ。」









「アホ、そんなんできるか!昌孝は詞とか作らんの?」

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