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ブルースカイ

第11章 昌孝

「作った事ないですわ。」









「ほな、作ってみぃや。」









「ソウ、人に押し付けるんよくないで。カッコ悪いわ。」









「うるさいわ。カッコ悪いんは、元々や。冗談は抜きにして、昌孝ならできそうな気がすんねん。」









「わかりました。ほな、やってみます。」









「頼むわ。俺も実家暇やから、努力はしてみるわ。」









「ソウ、最低1曲な。」









「無茶言いな。未経験やって。」









「気にしな、誰でも最初はそうやって。ソウならできるわ。」









「強引やな。努力はするけど、約束はせんで。それと、仮に詞ができても、歌にできるんかまでは、責任持てんわ。」









「ソウは慎重過ぎるくらい慎重やな。」









「うかつに安請け合いしたら、責任持てんからな。催促きつそうやし。」









「変に責任感強いねんな、ソウは。」









「兄貴、普段はいい加減ですけどね。」









「アホ、自分よりはしっかりしてるわ。」









「アハハ、やっぱ聡先輩とマサの掛け合い漫才最高ですわ。」









「いやいや、俺とソウには勝たれへんわ。」









フミのアホ、なに張り合ってるんだか。

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