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ブルースカイ

第12章 コウ

というか、フミ達と比べて物足りず、ボーっとしたり、本を読んだり、音楽を聴いたり、自堕落に過ごす。









あかん、宿題の作詞もやらなやわ。









結局、全く手につかず、あまりの暇さに耐えきれなくなり、8月の末、神戸に戻る。









帰りの新幹線の中で思い付くままに、適当に詞にしてとりあえず完成。我ながらひどい詞だった。









夜帰りついて、部屋に荷物を置くと、さっそく恵と待ち合わせして、居酒屋に行った。










「聡、久々やな。髪伸びてるし。」









俺は髪をつかんでみる。









「確かに伸びてんな。染めがてら、来週辺り行くわ。」









「今度は何色にするん?」









「気分的には赤とか。」









「そんなんあかんわ、似合わへんて。」









「でも、銀髪よりましやろ、白髪みたいやし。」









「今のダークブルーは嫌なん?」









「ちょい飽きたわ。少し休憩したいねん。」









「ほな、茶髪くらいにしとき。」









「考えとくわ、多分赤か金髪やけど。」









「アハハ、もちろん眉も染めるんやろ?」









「ガッツリはやらんけど、基本やな。」

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