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ブルースカイ

第3章 チャラ男

そういう経緯で、野郎3人で、人影まばらな海にいる。







はしゃぐアホ1匹と、立ち尽くし、苦笑する男2人。







「なんて絵にならん光景やろ、こんな絵、公園のトイレにも置いてもらえんで。」







「ソウ、言いな。むなしくなる・・・。」







「聞こえるBGMは波の音と、アホの声。夏やな、暑くなるとおかしな奴増える言うし。」








「あのアホの場合、いつもの事や。夏に限った事やない。」







「アホになったもん勝ちやな、俺もアホになるわ。」







俺は携帯と財布だけコウに渡すと、岩場から海に飛び込んだ。飛び込んでみると思ったより浅い。

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