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ブルースカイ

第14章 明美

でも、手の内わかった上で乗ってるんやから、あいつにはかなわんわ



いいか悪いかは別にして、確実にフミと出会って変わったわこれを毒されてる言うんやろうな



考えてでてくるもんちゃうし、とりあえず曲のことはほっとこ



とりあえずいつまでも『タイトル未定(仮)』にはしとかれへんし、タイトルも考えなあかんわ



詩だけいくつか作っといて、曲はしばらく逃げれる体制作っとこ



寝る前にフミに習った要領で昨日作ったやつ、手直ししてみよ



あと、たまには俺から麻理にもメールしとこ



最近、自分の中の麻理の存在が大きくなっているのを感じる。



前は意識してなかったんやけど、コウとの飲みの前の出来事から、異性として意識しだしたのは、否めなかった。



あの時は恵いたから、麻理にひどいことしたのに、麻理はいまだに連絡くれるし



恵と別れ、沈んだ気持ちを麻理の途方もない明るさと、天然さに救われているのは、事実だったし、麻理と会ったり、話したりしていると、抱えているものを忘れて、等身大の自分として接することができる大事な存在になっていた。

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